45度に切り立った巨大な鏡の外壁は冷たく鋭い印象を人々に与えますがこれはカナダの氷河を現して
いるそうです。空の景色を写して美しいその自慢の外壁も気温が上昇すると太陽光が反射して暑いと
周辺のパビリオンから苦情が出たそうです。
内部に入ると四方が「く」の字型の木材構造となっており、外部の冷たさとは反対に柔らかく暖かい
雰囲気になっているようです。




内部中央には池があり、そこに5本の鏡の柱が立ちその上にはカラフルな傘のような構造物(スピンナー)
がゆっくり回転しています。日本の宮廷文化を前衛的に表現した様にも見えますが設計者のErickson氏は
以前来日した際に大徳寺の庵に何日も泊まり込み日本美を研究したとのことです。






展示コーナーでは三角形のスクリーンにカナダの自然や人々の挑戦が映像で紹介されました。
その他にはカナダの都市環境やイヌイット文化の芸術が展示されていたそうです。
中庭の池の上には野外ステージがあり、連日歌や踊りなどの催し物が上演されましたが中でもカナダ
の騎馬警察隊が人気であったようです。